カンボジアでも、エアタクシー実現の可能性が!

2021年9月21日(火)、カンボジアの学生たちが有人ドローン試作機を開発したとネットニュースで報道されました。

 

首都プノンペンの渋滞の解消を当初の目的に、プノンペンにある「National Polytechnic Institute of Cambodia(NPIC)」の学生たちが、学校の椅子やプロペラなどを利用し、有人ドローンを製作しました。渋滞の解消だけでなく、消火活動やプノンペン市内で乗客を運ぶエアタクシーとしての利用を目指したいそうです。

 

有人ドローン試作機は、体重60キロまでの人を運ぶことが可能であり、10分間ほどで約1キロメートルを飛行できるそうです。有人ドローン試作機の開発期間は3年間で、開発費は約20,000米ドル(220万円)だそうです。

 

現在の有人ドローン試作機は、高さ4メートルまでしか上昇できませんが、学生たちは将来的にはより高く、より遠くまで飛行できる、体重制限が60キロ以上の有人ドローンの製作に取り組んでいきたいと語っています。

 

2025年の大阪・関西万博の際に、大阪府・市がSkyDriveと共同開発を進めている「空飛ぶクルマ」とともに、カンボジア産の「エアタクシー」が大空を自由に飛行できるようになれば、万博の成功に花を添えることになるでしょう。

 


参考文献:

  • Reuters, “Buckle Up: Cambodia Students Build Manned Drone to Aid Community”, 21 September 2021, by https://www.reuters.com/world/buckle-up-cambodian-students-build-manned-drone-aid-community-2021-09-21/