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最終回「Smart Action, Buy Local Cambodia」、大阪で開催中!

「Smart Action, Buy Local Cambodia」イベント(最終回)が開催中です!今回は大阪の池田市に来ています!

 

現在コロナ禍でカンボジアへの渡航は難しい状況ですが、「Smart Action, Buy Local Cambodia」で、日本にいながらにして「カンボジア」を感じることが出来ます!イベントには様々なメード・イン・カンボジアの商品ブランドが集まっています。カンボジア各地を旅する気分を味わってもらいたい、という発想だそうです。そして、今回は商品の購入だけではなく、イベント会場でもあるカフェで、期間限定のカンボジア料理も食べられます。カフェスペースは座席数が少ないため、事前にカフェへご確認いただくことをお勧めいたします。

会場近くには、大阪の桜の名所の一つである「五月山公園」があります。「五月山公園」の桜はすでに開花していて、今週末に満開を迎えるようです。「五月山公園」でキレイな桜を見るついでに、是非「Smart Action, Buy Local Cambodia」会場へも足を運んでみてください!

 

開催期間
2021年3月13日(土)〜3月29日(月)
11:30 – 19:00(月曜、火曜定休)

 

会場
cafe gallery phteah (プテア)
〒563-0055
大阪府池田市菅原町10-8
Tel: 072-737-53266

 

アクセス
阪急宝塚線池田駅下車徒歩5分
池田駅東口の交差点から桜通りを五月山方面へ
二つ目の点滅信号を右折
一つ目の路地を入ってすぐです
(菁菁苑の看板が出ています)

 

What’s On? In カンボジア Cambodia

International Women’s Day 国際女性デー

今日は国際女性デーです!毎年3月8日は、世界各地で女性の功績を称え、女性の政治的平等を提唱する記念日です。カンボジアでも、国際女性デーは公式な祝日です。今回は国際女性デーを記念して、活躍している3名のカンボジア女性をご紹介させていただきます。

 

1)Vannary San

Photo credit: South China Morning Post

Vannary San氏は、カンボジア人ファッションデザイナーです。カンボジア現地の経済的に困難な状況にある人々を援助しながら、カンボジアの伝統的なシルク産業の復興を使命として活動しています。カンボジアは、クメール・ルージュ統治下で多くの職人が姿を消してしまったため、伝統的なシルク産業は衰退という危機に瀕しています。Vannary San氏は、シルク産業の復興を目指し、たゆまぬ努力を続けています。カンボジアの伝統的な技術を用い、様々なシルク製品を製造し販売しています。2003年にはプノンペンで自らのブティック「Lotus Silk」を立ち上げ、公正な給与・待遇や環境のいい職場を現地の人々に提供しています。また、多くの人にカンボジアの伝統的なシルク産業を知ってもらうため、2019年7月にプノンペンで博物館「The Silk House」をオープンしました。Vannary San氏は、現在カンボジア国内で最も注目されている女性起業家の一人です。

 

2)Kounila Keo

Photo credit: WhenInPhnomPenh.com

Kounila Keo氏は、カンボジアのブロガーであり、ディジタルメディアの先駆者と言われています。2007年に自身のブログ「Blue Lady Blog」を立ち上げ、ブログを通じてカンボジアの社会問題について率直に語っています。それ以降、AFPやBBC、LA Timesなどの有名な海外メディア会社に勤務し、2017年にはForbes(フォーブス)紙の『 30 Under 30 Asia(30アンダー30・アジア)』の一人に選ばれました。現在、カンボジアで自分のメディアコンサルティング会社を経営しながら、地元のライター達がプノンペンを紹介するサイト「WhenInPhnomPenh.com」を運営しています。

 

3)Catherine Harry

Photo credit: WhenInPhnomPenh.com

Catherine Harry氏は、カンボジアの若い啓蒙活動家です。タブーを物ともせず、普段人前では語られないような話題について、皆とは違った切り口で表現しています。自身のFacebookやユーチューブチャネル「A Dose of Cath」で、生理や安全な性行為、性的暴力、妊娠中絶手術など、女性の性に関する話題について忌憚なく意見を述べています。Catherine Harry氏も、2018年のForbes(フォーブス)『 30 Under 30 Asia(30アンダー30・アジア)』の一人に選ばれています。

 


参考文献:

  • The Culture Trip, “10 Inspirational Cambodian Women You Should Know”, Marissa, 4 July 2018, https://theculturetrip.com/asia/cambodia/articles/10-inspirational-cambodian-women-you-should-know/
  • Ready For, “Lotus Silk”, https://readyfor.jp/projects/lotussilk
  • The Culture Trip, “Cambodian Female Entrepreneur Vannary San”, Marissa, 12 March 2018, https://theculturetrip.com/asia/cambodia/articles/profile-cambodian-female-entrepreneur-vannary-san/
  • Forbes, “30 Under 30 Asia”, https://www.forbes.com/profile/kounila-keo/?sh=3731d6af6799
  • Channel News Asia, “Forbes Honour Young Cambodian Who Defies Culture In Gender Equality Fight”, Pichayada Promchertchoo, 4 February 2021, https://www.channelnewsasia.com/news/asia/forbes-young-cambodian-defies-culture-in-gender-equality-fight-10090020

 

カンボジア・シハヌークビル州 一時出入り禁止措置について

シハヌークビルのシンボル、「ゴールデンライオン」。Photo credit: Agoda.com

カンボジア政府は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨日(3月4日)より沿海都市シハヌークビルへの一時出入り禁止を発表しました。クメールタイムズによりますと、先月2月20日に発生した市中感染事件の影響によりシハヌークビル州でも感染者が急増したため、カンボジア国民や旅行者に対し、シハヌークビルへの往来を一時禁止することになったそうです。しかし、必要な物資の輸送や緊急救援を目的とする交通などは、影響なしに通行可能となっています。

 

シハヌークビル州へ訪問を予定されている方は、当該規制についてご注意ください。

 

また、カンボジア政府は新型コロナウイルス接触確認システム「Stop Covid」を導入しました。「大阪コロナ追跡システム」と同様の仕組みですが、アプリではなく、QRコードを用います。ホテルやレストラン、店舗などの入り口に提示されているQRコードを、利用客にを読み取ってもらう方式です。

 


参考文献:

  • Khmer Times, “Sihanoukville Close to Travellers Due To Covid-19 Outbreak”, Taing Rinith, 4 March 2021, https://www.khmertimeskh.com/50820768/sihanoukville-close-to-travellers-due-to-covid-19-outbreak/
  • Khmer Times, “Over 10,000 Locations Registered For QR Code Stop Covid”, 23 February 2021, https://www.khmertimeskh.com/50816879/over-10000-locations-registered-for-qr-code-stop-covid/

 

カンボジア・アニメーション映画「フナン」

カンボジアのクメール・ルージュ時代を題材にした実写版の映画作品は多数ありますが、アニメーション映画の数は多くありません。本日は、クメール・ルージュ時代が舞台のアニメーション映画「フナン(Funan)」を紹介させていただきます。

 

「フナン」は、2018年にドゥニ・ドー(Denis Do)監督(36歳)により制作されたアニメーション映画です。昨年12月25日に日本でも初公開されました。映画は、1975年クメール・ルージュ初期に、主人公の一人であるカンボジア人の母親が4歳の息子とはぐれてしまうところから始まります。大変な苦難を乗り越えながら息子を探し出し、再会するまでの経緯を綴った物語です。映画は、クメール・ルージュ時代のドゥニ・ドー氏の母親と家族の実際の体験を基に製作されたそうです。ドゥニ・ドー氏は、フランス出身ですが、カンボジアとフランス、中国にルーツがあります。

 

ちなみに、映画タイトルの「フナン」は、1世紀~6世紀のインドシナ半島(現在のタイ、カンボジア、ベトナム)に存在した古代ヒンズー教王国の名前(扶南)が由来だそうです。

 

カンボジアにおけるクメール・ルージュの歴史や、クメール・ルージュ統治下でカンボジア国民の皆さんがどのような経験をされたのかをより深く知りたい方は、是非映画「フナン」をご覧ください。

 

映画は、下記の劇場(関西地方)で上映予定です。

  • シネ・ヌーヴォX劇場(大阪):2月27日~3月19日
  • 出町座劇場(京都):3月5日~3月18日
  • 塚口サンサン劇場(兵庫):3月5日~11日

 

上映スケジュール等の詳細については、下記のURLからご確認いただけます。

https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=funan#area03

 

<映画予告編>


参考文献: